腸!いい話〜病気にならない腸の鍛え方〜伊藤 裕★オヤジギャグで腸マスター

ここ最近胃腸の調子がいい櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
ちゃんとお腹が空くし、よく食べられるし、胃もたれが比較的少ないのです。

さて、ヘルスリテラシーを高めようキャンペーン中ですが、
こんな本を読んでみました。

iihanashi

結構専門的なことが書いてあるのに、語り口が軽妙で、
文学的、人類学的、さらに流行や漫画などの俗世的なネタも挟んで
ユーモアたっぷりなので、サラサラと読めます。

ま、オヤジギャグもかなり多いですけどね・・タイトルからして!

体系立った記述(=退屈で眠くなる)ではなく、
面白い話題やネタにまつわる腸の小話を聞いてるうちに、
腸、そして身体への理解が深まります。

■ 各章の概要


第1部:「腸いいやつ」を知る
腸の素晴らしい役割や機能、昨今発見された数々の魅力を医学的に解説しつつ、

第2部:メタボリックを引き起こした「腸本人」
メタボは蓄積された内臓脂肪の炎症が原因らしく、それは腸の勘違いから発生しているとか、

第3部:「腸能力」で糖尿病が治る
糖尿病に腸から出るホルモンが効くという、最新の治療法が紹介されたり、
腸スゴイなぁ、ヤバいなぁ、今まで苛めてたなぁ、大切にせなあかん!と思わされ始めます。

第4部:腸を鍛えるヒント10ヵ条
で、最後に、我々を健康に導くための、腸を鍛える方法が紹介されています。

相当端折ったまとめとしては、

・腹八分目
・運動

この二つが両輪となって、身体の健康が維持できるという、
聞き飽きた、地味で当たり前のこと。
あぁ、真実ってなんてつまらないのかしら!

結論は「毎日納豆3パック食べれば全ての病気が治る!」とかならいいのに(笑)
(そういう健康本多いですけどね)

この本のメインは、そういったハウツーや分かりやすい結論ではなく、
空腹を維持することがある種のホルモンを分泌させる話とか、
空腹と運動が体にいいのはミトコンドリアが鍛えられるため、とか、
さらにその仕組が専門的に解説される部分で、深い知識を教えてくれます。

素人でもギリギリ分かる難しさできちんと理解=腹落ちさせてくれるので、
やっぱり暴食、運動不足はダメだ!と決心を新たにする事ができるわけです。
詳しくは・・・全くもってまとめられないので、是非読んでみてください!

ということで、最近腹八分目を心がけているのもあり、調子が良いのだと思います♪

■ 随所にちりばめられた小ネタに「へぇ」連発!

なので、ご紹介。

「女性ホルモンと便秘」

・大腸での水分吸収が悪い→下痢
・大腸に滞留し過ぎて水分を吸収され過ぎる→固くなり便秘

で、女性は便秘で悩みがちなのは、
女性ホルモンによって水分が余計に吸収されるから・・・なるほど!

櫻田が便秘で悩んだことがあまりないのは、
逆に女性ホルモン系が弱いからかなと納得しちゃいました。
それだけが理由じゃないと思いますけどね。

ということで、女性ホルモンが根本原因だろシリーズに、新しい仲間が登場!

「鼻の毛穴が油田・スネ毛剛毛・生理不順・便秘知らず」

4つ揃う方、いらっしゃるかしら(笑)

■ 流行の健康法への冷静なツッコミが好き

伊藤先生は最先端の研究をされながらも慎重派でいらっしゃるようで、その点も好感度大です。

・活性酸素は本当に悪者なのか?

「ほどよい」量の活性酸素は、実は「身体を鍛えてくれる」
体を苛めることで発生した活性酸素は、
活性酸素を除去する酵素をつくり出すことを促してくれます。

もっと大きな活性酸素ができるような事態、
例えば重傷の感染や、脳梗塞、心筋梗塞などのときに、
それを消去できる能力「病気に対する抵抗力」が備わるのです。

この運動の効果が、体にいいといわれる抗酸化剤のサプリメントを飲むことで、
かえって帳消しにされたという実験結果も報告されています。
(出典はなし・中略)

健康ネタを櫻田が嫌いな理由は、こういうところだったりします。
部分最適してても、全体最適がNGだったり、単純化し過ぎていたり、
または、長期的に見てプラスにならないんじゃないの?とか。

他に、プチ断食のメカニズムについて、医学的証明がされていて心躍りますが、
肯定的な情報も羅列しつつ、「キケン」「一歩間違うと逆効果」「実験不十分」と警笛を鳴らしています。

また、かの悪玉「ピロリ菌」すら、

長年人類が付き合って来たこの隣人を、私たちは一概に敵視してはいけないのかもしれません

と、治療をすすめつつ、疑問を提示されています。
専門家が、こういう沢山の視点、価値観から分析して下さるって、腸イイ!



最後に、伊藤先生のお人柄を表すようなこの一分が、とても印象的でした。

静かな部屋で落ち着いて、小さな囁きに耳を傾ける。そんな姿勢が健康の基本。
#小さな囁き=ホルモンの出す信号


禅の本を読んでいるかのような。
もう少し医学的に表現している部分を拝借すると、

「お腹が空いている」という感覚を持てる時間を大切にして欲しい。
グレリンやレプチン(食欲を司るホルモン)の囁きを聞き取れる耳を持つ、
そんな姿勢が健康の基本ということ。

手を替え品を替え繰り出される新しい「健康法」に惑わされず、
このような本でヘルスリテラシーを高めつつ、腸の声に耳を傾け、冷静に、
地味でつまらない、「腹八分目」「運動」をせねばと改めて思いました。


暴食やストレス食いがどうしてNGなのかについては、
他の本も読んでから、改めて書きたいなと思っています。