マンモグラフィ検査で「異常なし」を頂いた、櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
初めての検査の記事はこちら:マンモグラフィーで胸が、我が胸が!(ちなみにやっぱり痛いです)
わーいわーい。
あーもーしばらく何もしないでいいや←櫻田さん、月に一度は自己検診法しろって書いてありますよ。
乳がんって何ですか? 乳がん検診って何ですか?
おっぱいにできるしこりが悪性だと乳がん?結構かかる人が多いらしい・・・・程度の認識です。あと、子供産んでない人はかかりやすいとか?←櫻田
女性の12人に1人が罹る病気で、2014年の乳がんによる死亡数(女性)は13,240人だそう。女性の乳がんによる死亡は年々増えているよう。
もっと知ろう!乳がん(聖心美容クリニック運営)
http://www.nyu-gan.jp/breast-cancer/
1991年より厚生省(現:厚生労働省)による研究が開始され、2003年に「50歳以上の女性に対し、2年に1回の視触診とマンモグラフィを併用した検診」が開始しました。
現在の受診率は30%を越えたそうです↓より。
ピンクリボン「乳がんとは」
http://www.pinkribbonfestival.jp/about/
なんで最近マンモは「受けても意味ない」「むしろキケン」とか言われてるの?
とりあえずググって、30記事くらい読んでみた、程度ですが・・・。
・北斗さんが毎年マンモと触診受けていたのに発見されなかったから
一人の例を取り出して「だから意味ないんじゃね?」っていうのはあまりにも短絡的で・・・。完全な検査、完全な治療、そういうのってあり得ないけど、こういった形で話題になったり、受診者が増えて来ると、ちょっとしたミスや必ず生まれる「漏れ」がクローズアップされがちですよね。
私の伯父も、がん検診受けた直後に、進行したガンが見つかったんですけどね・・・。
・でもさ、スイスやアメリカで、あんまり意味ない、むしろ廃止勧告とか出てるけど?
これけっこうぐさっと来ますよね。乳がんは女性の8人に1人がかかるといわれるアメリカよお前もか・・。
2015年06月30日:乳がん検診論争勃発!? マンモグラフィーって危険なの?(アメリカの話と合わせて)
マンモグラフィー検診には廃止勧告も、スイス医療委員会「有益な効果認めず」
・誤診の確率がかなり高く、不必要な組織検査を受けさせられたり、無用な心配にさいなまれる恐れがある
これはすごくネガティブな情報よね・・・。かなり高いってどうなんだろう。不必要な組織検査って、どれくらいの身体や心、懐の負担になるんだろう。いや、心の負担が大きそうだ。
・被爆量が取りざたされている
これは櫻田はあまり気にしないかな・・・「1,000倍」とか「被爆」という文字が踊ると、ちょっと怖くなっちゃいますけど、冷静に分析するとイメージする「被爆」量ほどはないという情報が。
マンモグラフィーによる被ばく線量がどのくらいかを数値に表すと、実効線量が0.05~0.15mSv
東京~サンフランシスコを飛行機で移動した場合の自然被ばく線量は約0.038mSv
マンモがヤバイなら、国際線CAの被爆率超ヤバイってことになっちゃうよね?
それに、「確定的影響」と「確率的影響」を分けて論理的に考えていない。
詳しくは↓読んで〜(丸投げ)
マンモグラフィーで乳がんのリスクは上がるのか?(ポートサイド女性総合クリニックビバリータ)
答え1:人の不安を煽るような記事はアクセスが稼げるから
政府・医療機器の会社・医師、ネットで叩くには格好の相手。「検査機械と検査報酬で潤ってるヤツラと政治家がグルになっているから、不要なのに廃止されない。血税で行われる無駄な検診!」という構図は、一般人に受け入れやすい構図で、感情を煽るのにぴったり。ページビューも稼げます。
一方的に「受けるなキケン」的に言い放つ煽るようなサイトは無視してもいいかなと思っています。
答え2:でもやっぱり断言できないグレーゾーンなんだな
「絶対マンモ受けるべき!」っていう気分にはなりません。「やっぱあの予防接種はうたない方が良かったごめんな」とかいう医療訴訟とか見ると、「やっぱりマンモグラフィはメリットよりデメリットが大き過ぎました」という謝罪会見とか、あってもおかしくないよな、って思ってしまいます。
でも、意味が無いとは言い切れないし、現状、触って診てもらう+マンモのセットが、まあ、それなりに可能性はあるってことで。(エコー検査もプラスするとさらにいいらしいです)
あ”ーーーーん。
結局、マンモグラフィは受けた方が良いの?
それを受けることによる「メリット>デメリット」なら、受けてもいいじゃないかってことだと思うんですが、それはひとりひとりの体質や条件(特に年齢)、そして、価値判断基準に委ねられることになるのでしょう。家は賃貸か買うか問題は、正解は一つではなくて、条件と価値基準に拠る、みたいな。
今回櫻田は「とりあえずタダだし受けてみるか〜」という、全く意識低い状態での受診でした。
でもさ「推進派」の人達、医者、医療機関、機械作ってる人、冷静な判断というか、「マンモはやらない方がいい」という証拠を集めたり研究したりする方向にインセンティブが働きにくい。機械作ってる会社は、全力で阻止しますよね。ロビー活動したり、啓蒙活動したり。個人単位で考えても、自分が定年退職するまでは、自分の仕事が消えてなくなったり、受ける人がいなくなったら困るじゃないですか。一方、検診は不要!っていう方向でお金は儲りにくいから、研究も進みにくそう。そうするとレベルの低い「マンモグラフィ受けるヤツはバカ」みたいな情報が優勢になりがちで・・・。
これ、良い記事だな、って思ったけど、インタビューしている会社は、マンモの検査機器を作っている会社。そりゃぁねぇ、ポジティブなことしか言えないし、言うような医者にしかインタビューしないでしょうよ。
マンモグラフィ検診の真実。〜乳がん検診を受ける本当の意味〜(フィリップ社)
『メリット>デメリット」のメリット部分で「乳がん死を15%〜20%減らせる」というデータがあると書いてあるけれど、スイスやアメリカの研究や、カナダでは「マンモグラフィー検診は40〜50歳の閉経前の女性の死亡率改善に効果なしとする研究結果が出ている。」とか(92年カナダの研究)
うわーん、誰の何を信じればいいんだ!?
自分の健康は自分で守る
・「自分の健康は自分で守る」意識が大切。
・より公平な情報が人々に伝えられ、取捨選択できる環境が必要。
ちょっと知識量多そうな、冷静な方々の記事は、そういった系のコメントで締められることが多い。いやごもっとも!
いやいやでも、自分で判断してくださいって言われても・・・。昔声高に言われた「インフォームドコンセント」という、上滑りな言葉を思い出す。いや、大切なんですよ、でも、専門的なこと言われても良く分からないから、判断お任せしたいんですけど、っていうのが、正直な本音かなって思うんですよね。
2016年6月13日読売Online
マンモグラフィーで乳がん判別困難例、自治体の7割が伝えず
政府は医師は絶対正しい方法で100%国民を守るべき、高い税金払ってんだし当然。だからこそお前等高い給料もらってんだろ?的な気持ちが、我々になきにしもあらず。
結論:とりあえず毎月、自分のおっぱいをなで回す習慣にし、2年に1度の検査は受け続けてみようかと思っています。
検査もそれに関する分析も、どんどん新しいものが出てくるでしょう。政府任せ、成り行きではなくて、主体的に情報を求め「自分の健康は自分で守る」意識を高めて行けたらななと思ってます。
早速おっぱいのなで回し方を勉強してみたいと思います。うふ←なぜ薄笑い